観光庁、「信越観光圏」を認定　"ふるさと回廊"で滞在型強化図る

観光庁は４月２日、複数の観光地の連携で滞在型観光の実現を目指す「観光圏」の今年度整備開始地域に、長野県北信地方と新潟県上越地方を含む「信越観光圏」を認定した。これで観光圏の認定地域は全国で49地域となった。

信越観光圏は長野県長野市、須坂市、中野市、飯山市、千曲市、山ノ内町、小布施町、信濃町、坂城町、小川村、高山村、飯綱町、野沢温泉村、木島平村と新潟県上越市、妙高市の16市町村。観光圏整備計画の期間は２０１７年３月末まで。

同観光圏のテーマは「善光寺発こころの旅路『信越ふるさと回廊』」。エリア内に点在する温泉地の魅力増進やおもてなし強化による宿泊地としての魅力向上、トレッキングやウオーキング、食、歴史、ウインターリゾートなど地域資源を生かした観光コンテンツの充実、２次交通や圏内回遊の整備などに努める。

これらの取り組みを進め、16年度には延べ観光入込客を08―10年度３カ年平均の９．９％増の３８７０万人、延べ宿泊客数を同10％増の１１５５万人・日、延べ外国人宿泊者数を同29．９％増の11万３千人・日にすることを目標に掲げた。