JRなど「全国縦断スタンプラリー」、経済効果は54億円
12/08/14
JRグループ6社や西日本広域観光緊急会議などが連携して昨年12月―今年3月に実施した「全国縦断モバイルスタンプラリー」の結果がまとまった。全体で約18万人が参加し、54億円の経済効果があったと算出された。
スタンプラリーは日本観光振興協会の西日本各支部と中部・関西・中国・四国・九州の広域観光推進機構・協議会による同緊急会議、北海道と東北の観光推進機構、JR各社が協力。国内観光活性化を目的に、携帯電話を活用しながら全国の駅や観光施設を巡るスタンプラリー「源平見参!!冬の陣」として実施した。
全国100カ所のスポットを実際に訪問した「制覇者」は153人。東北を2泊3日でクリアするには交通、宿泊、食事費用で平均約7万円必要で、全国制覇するには交通費だけでも50万円以上かかるということからも一定の経済効果があったと見込まれる。
エリア別の参加者がもっとも多かったのは、東日本エリアの6万8千人で、次いで西日本エリアの3万9千人。東日本を除くエリアでは半数以上が他エリア在住の参加者であり、観光活性化に一定の役割を果たしたといえそうだ。