若者よ、旅に出よう! 観光庁が「きっかけ」づくりに長官賞を設定
12/12/06
若者が旅行に出かけるきっかけになった優れた取り組みに対して、観光庁が観光庁長官賞を設けた。若者の旅行離れが深刻化する中、特に20代の旅行振興に寄与した取り組みや仕掛けを講じている地方公共団体、NPO、企業、個人からの応募を見込む。
観光庁長官賞は「今しかできない旅がある」をキャッチフレーズに、今回初めて設けた。旅による新しい価値の提供や特定の若者層にアプローチする新規需要開拓の貢献度、関係団体や住民コミュニティ等との連携・協働、若者の意見を反映させるなど協働して取り組んでいることを審査基準とする。取り組みの斬新さや持続性も考慮し選定する。
観光庁長官賞のほか、革新的で将来的な発展が見込める取り組みには奨励賞を贈るほか、全国10エリアごとに各ブロック賞も設けている。2013年6月に表彰する。
応募は13年2月28日まで。若者(特に20代)の旅行振興に寄与した取り組みや仕掛けを講じている地方公共団体、NPO、企業、個人が対象。ただし、修学旅行に関するものは除く。観光庁のホームページhttp://www.mlit.go.jp/kankocho/news05_000133.htmlから応募用紙をダウンロードし、電子メールで送付する。
観光庁では、若者の旅行離れを憂慮し、若者旅行振興研究会 を設置し検討してきた。若者にとって旅行は意義あるものとアピールするとともに、地域・旅行業界にとっても現在から将来に渡って旅行市場を維持、拡大する観点から若者の旅行を振興する重要さを指摘している。