「酒蔵ツーリズム」を推進 観光庁や酒造業界、地域が協議会発足
13/03/25
観光庁、酒造業界、地域が一体となってが日本文化のひとつ「酒」を生かした観光振興に取り組む。その名は「酒蔵ツーリズム」。協議会を発足し、認知度向上や振興策を検討する。
酒蔵ツーリズムは、佐賀県鹿島市が登録商標を取得するなど各地で取り組みが行われてきたが、認知度が低く、取り組みが拡大しないといった課題を抱える。一方で、酒造が盛んな地域では新酒会や蔵開きが行われるなど観光素材として生かそうという動きも活発化している。
観光庁はこうした現状や、1月に閣議決定された「日本経済再生に向けた緊急経済対策」で地域活性化策の1つに「日本産酒類の総合的な輸出環境整備」が示されたことを受け、酒造業界や地域に呼びかけて「酒」による観光振興を考える「酒蔵ツーリズム推進協議会」を設立。「酒」による観光の先進事例の情報収集や発信、関係者の連携強化、地域での取り組みを促進していく。
1回目の会議は3月26日に開く。