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シニアが求めるのは「芸術の秋」 HISが「趣味旅」調査

13/11/01

エイチ・アイ・エス(平林朗社長)がこのほど実施した「シニアの趣味旅」に関する意識調査結果によると、シニア層が求める趣味旅は写真撮影や美術館めぐりが上位に挙がり、行きたい地域は芸術の香り漂うヨーロッパが大多数を占めた。9月20―23日に調査したこともあり、シニア層は「芸術の秋」への興味の深さが色濃いようだ。

調査は同社が配信するニア向けウェブマガジン「大人の趣味旅Magazine」が実施。55―69歳の男女が対象で、サンプル数は1千人。ここで言う「趣味旅」とは「趣味を楽しむための海外旅行」としている。

趣味旅の旅先でやってみたいことは、1位「美術館めぐり」28.1%、2位「写真撮影」26.8%の2つが突出しており、3位「舞台鑑賞」7.2%、4位「トレッキング」6.9%、5位「スポーツ」6.6%を大きく引き離している。男女別に"2強"を見ると、男性は「写真撮影」、女性は「美術館めぐり」がトップと男女で異なるが、いずれにせよアートを求める意向の強さがうかがえる。

趣味旅で行ってみたい地域も、ヨーロッパが74.8%と圧倒的。2位アジア、3位北アメリカにはダブルスコアの差をつけている。歴史や芸術を魅力とするヨーロッパ人気の高さもアート嗜好の強さを物語る。

また、趣味をきっかけに旅へ出かけた経験がある人は「国内へ」が37.5%、「海外へ」が12.4%と約半数が経験あり。そのうち、その旅に満足した人は「たいへん満足」「満足」を足すと94.6%となり、「様々な地域に音楽仲間が増え、物見遊山もできる」、「机上の勉強だけでは得られない背景などがよく分かる」といった意見も挙がるなど、趣味が旅に好影響をもたらすことがあらためて示された。

趣味旅に一緒に行きたい相手は全体では59.0%が「家族」、39.2%が「趣味友だち」と回答。こういった調査では「家族」がトップになることも多いが、女性65―69歳のみ「趣味友だち」と行きたいという人が58.0%で「家族」を上回るという結果になったのも興味深い。

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