日観協とJATA、JNTOが協定締結 訪日2千万人へ連携
14/08/01
日本観光振興協会(日観協、山口範雄会長)と日本旅行業協会(JATA、田川博己会長)、日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)はこのほど、国際観光交流拡大と地方観光活性化を目的とした連携協力協定を締結した。日本の観光の中軸を担う3団体のタッグで観光立国推進をけん引する。
協定締結の背景には、2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え訪日客2千万人を目標とする上で、地域観光の強化が必須という共通認識がある。加えて、日観協の「旅フェア」とJATAの「旅博」を今年から統合して開催される「ツーリズムEXPOジャパン」で、JNTOのビジット・ジャパン「トラベルマート」「MICEマート」が催されるなど3団体の協力体制が築かれてきたことも大きな要因となった。
協定では、インバウンド・アウトバウンド双方向の観光交流拡大、国内観光の振興による地域経済の活性化を最重要課題とうたう。
日本観光全体の振興についての支援・協力を前提に、ツーリズムEXPOジャパンとビジット・ジャパン商談会の連携で世界最大級のツーリズムイベントに成長させることや、地域の観光資源の磨き上げ、商品化、広域プロモーションに取り組む地域への支援を相互に協力していく。