「ミレニアル世代」の価値観(2) つながり、成長を重視
14/12/02
調査ではさらに各回答をもとに分析を行い、回答者を5つのタイプに分類。全世代で最も多いの「メリハリ消費」タイプ31%で、肩肘張らない生活志向が高く、旅行への意欲は高くはないが、宿泊先など内容や質を重視する傾向にある。
ミレニアル世代で多かったのは「共感型」タイプ41%。SNSをよく利用し、人とのつながり、流行を重視するタイプだ。旅行は出会いを楽しみと考えパッケージツアーを好むと分析する。面倒な予約手続きは任せて旅行がしたいのが理由だが、安ければいいというわけでもないという。
同研究所では調査を通して、将来の旅行需要は期待ができそうだが、旅行好きとは言えない世代と分析。旅は「自分の関心を達成するための手段」としての意味合いが強く、双方向の情報を重視する。情報収集は簡単な時代だが、情報過多なため、ある程度目利きして後押ししてほしいニーズがこの世代にはあるのかもしれないと指摘している。
調査は9月6―11日にネットアンケートで実施。首都圏、名古屋圏、大阪圏の18―69歳の男女2060人から回答を得た。
→「ミレニアル世代」の価値観(1) 19-25歳の旅の意義、JTB調査に戻る
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