観光で地方創生　観光関係団体一堂に新年賀詞交歓会

「観光立国・訪日２０００万人に向けた新年交流会」と銘打った観光関連団体の新年賀詞交歓会が１月20日、第２回観光立国推進協議会の閉会後に東京プリンスホテルで開かれた。

主催者を代表して山口範雄・日本観光振興協会会長は観光で地方創生をと訴えた。

「観光で地方に活力を取り戻すため、地域と産業界が連携し努力したい。今年が飛躍の年となるよう祈念します」

また、来賓の太田昭宏・国土交通大臣は訪日客１３４１万人の達成について「アベノミクスのおかげで日本が元気になり、人が集った。昨年、同じ席で２０２０年に瞬間風速でもいいから２千万人にタッチしたいとあいさつしましたが、いまや２千万人は高みではなく、現実味のある数字です。貸切バスが足りない、クルーズ船が着いても下船場所が暗い、ＣＩＱは並んでいるといった、（急増による）ひずみを反省し、体制を強化しましょう。今年は１５００万人を目指しましょう」と呼びかけた。

二階俊博・全国旅行業協会会長（衆議院議員）は日中、日韓の相互観光交流に意欲を示し「２月に１千人規模の旅行団で韓国訪問、５月には３千人規模での訪中を計画しています。観光の実をあげる努力をしたい」と話した。