相互交流500万人目指す 日台観光サミット、山形で開催
15/06/12
日台観光推進協議会(山口範雄会長=日観協会長)は5月29日、山形市で「2015日台観光サミットin山形」を開き、台湾の台日観光推進協議会との間で、相互交流人口500万人に向け連携することを軸とした議長総括に合意した。
日本側から山口会長や同協議会副会長を務めるJATAの田川博己会長、山形県の吉村美栄子知事、香川県の浜田恵造知事、愛媛県の中村時広知事ら150人が、台湾側からは台日観光推進協議会の賴瑟珍会長、台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表、台湾交通部観光局の謝謂君局長ら62人が出席。
14年は訪台日本人が163万5千人、訪日台湾人が282万9千人で、相互交流人口は過去最高の446万4千人を記録し、13年のサミット「三重宣言」で掲げた16年までに400万人を2年前倒しで達成。これを踏まえ「双方向交流人口500万人時代に向けて」をテーマに諸施策を話し合った。
議長総括では、相互交流人口500万人の実現に向け、両国での受け入れ体制の整備・強化、広域観光の促進に取り組むことを確認。具体的には32の同名駅を活用したキャンペーンの継続や、スポーツや文化といった日台に共通する観光資源をPRする。人材育成面でも若い世代の交流といった人材交流を推進することなどを両国の共通認識として相互交流に努めることをうたった。