国内旅行の年末年始は"暖冬"―JTB見通し(2) 日数や消費額もプラスに
15/12/14
国内旅行の特徴は1、2泊が減少し、3泊以上の割合が同3.1ポイント増の16.4%となるなど長期化傾向になり、宿泊場所は旅館が同0.8ポイント増の15.8%、ホテルが同6・6ポイント増の24.7%と宿泊施設が増加。それに伴い平均費用は同7.0%増の3万4200円となるなど、"少しぜいたくな旅行"の傾向にある。総旅行消費額は1兆円を突破。業界にとっても"ホクホク"の年末年始になりそうだ。
方面別では、北陸新幹線開業に湧いた北陸が好調を維持しそう。温泉の多い信越も沿線地域として注目されているという。そのほかでは大阪や京都、北海道、東北などが堅調に推移する見込み。
海外旅行の傾向は、香港や台湾、ハワイが堅調で、カナダやオーストラリアが前年並み。それ以外は前年割れの厳しい年末年始になる。平均費用も同2.3%減の21万7千円。
調査は、全国の15歳―79歳の男女1200人への個別アンケートやJTBグループの販売状況などをまとめて推計した。
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