世界最大のLCCアライアンス誕生 アジア太平洋8社が設立
16/05/27
バニラエアなど、アジア太平洋地域の大手LCC8社(セブパシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノックスクート、スクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オーストラリア)は5月16日、「バリューアライアンス」を設立したと発表した。世界最大のLCCアライアンスとなる。
加盟航空会社間の乗り継ぎや予約、決済が格段に便利になる。
各社のウェブサイトを経由して専用のウェブサイトに入ると、出発地、最終目的地を指定するだけで、バリューアライアンスの路線ネットワークの中から乗り継ぎルート、利用便、最適な運賃を選択し、ワンストップで予約、決済まで完了できる。
座席指定、追加手荷物、機内食などの付帯サービスも同時に購入できる。
同アライアンスは世界のおよそ3分の1のエリア、アジア太平洋地域の160以上の就航地をカバーするとしている。所有機材は176機。2015年には17カ所の拠点から4600万人以上が利用した。
さらにアジア太平洋地域は、2020年までに5億人以上の国際旅行者が訪れると見込まれる成長市場。
バニラエアの五島勝也社長は「バリューアライアンスが導入する技術により、各社が使用している予約システムの違いにとらわれることなく、インターフェイスが可能になります。バニラエアが運航していないルートであっても、お客様は1度の予約・決済で加盟航空会社を利用する乗り継ぎ手配を完了できるようになり、利便性が大きく向上します」とコメントしている。