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高校生がプラン競う 観光選手権、GPは京都・桂

16/09/30

高校生の観光プランのアイデアを競い合う「全国高等学校観光選手権大会」の決勝大会が8月25日、神戸市中央区の神戸市産業振興センターで開かれ、京都府立桂高校がグランプリの観光庁長官賞の栄冠に輝いた。

同大会は、神戸山手大学や日本観光振興協会、日本旅行業協会、全国旅行業協会のトップが大会組織委員を務め、同大学が共催、観光庁や各団体が後援。昨年まで開かれていた「観光甲子園」を引き継ぐ形で開催された。4―7月の募集期間で全国62校から113プランの応募があり、審査を経て、8校が決勝大会に進出した。

大会あいさつで大会組織委員長の山本賢治・同大学学長は「地域の特色を生かしたアイデアを期待」、伊藤嘉規・観光庁観光資源活用推進室長は「今回を機に自分のまちを知り、大人になって観光分野に関わってほしい」とエールを送った。

決勝は12分のプレゼンで、集客やリピート参加の可能性、地域貢献、訪日外国人客への対応などの審査基準で内容を評価。各校はプレゼンの技術や表現力、衣装などにもこだわり、熱心に自分たちのプランをアピールしていた。

グランプリの桂高校のプランは「ほんまもんの和食素材を世界へ発信!伝統野菜が繋ぐ今日の歴史と食文化の再発見」。京野菜と京料理による学びと体験を提案する企画で、京野菜の冠名の地をめぐり栽培や収穫体験を行う。外国人のオプショナルツアーにも対応しており、審査員の北村豪・JTB西日本団体旅行京都支店長は「京の歴史にもひもづけて旅ができるし、年中できるので旅行商品にしやすい」と、具体性や奥深さを評価。ニュース番組を模したプレゼンスタイルも高評価を得た。

金賞は青森県立名久井農業高校、銀賞は福井県立奥越明成高校と岐阜県立大垣養老高校、名古屋経済大学高蔵高校、銅賞は兵庫県立生野高校、山形県立村山産業高校、長野女子高校がそれぞれ選ばれた。

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