「酒」文化で訪日誘客 日本酒蔵ツーリズム推進協、組織強化で推進本格化
17/08/23
日本酒蔵ツーリズム推進協議会は6月28日に開いた総会で、従来の酒蔵ツーリズム推進協議会から改称、組織強化を図って酒蔵ツーリズムの一層の推進に向けて新たな一歩を踏み出した。
前身の酒蔵ツーリズム推進協議会は、インバウンド全盛時代を迎え、地域の観光活性化が叫ばれるなか、日本文化の魅力の1つである日本酒と酒蔵を世界に発信しようと、2016年11月に創設。今回はそれを発展させる形での改称であり、「日本酒と地方の魅力を酒蔵ツーリズムで国際的に伝えていく」という目標の明確化と、意思決定機関である運営委員会の創設など組織改革を図った。
会長には細野助博・中央大学総合政策学部教授が就任。副会長は久保田穣・公益社団法人日本観光振興協会副理事長、佐浦弘一・日本酒造組合中央会副会長、宮坂不二生・東北・夢の桜街道推進協議会事務局長が就いた。
同協議会では16年度、観光庁の「テーマ別観光による地方誘客事業」に採択され、ウェブサイトの構築や、山形、山梨、長野へのモニターツアーを実施。今年度は、クルーズ客船と連携したモニターツアーやプロモーション、通訳案内士への酒文化教育の推進などに取り組む。
観光行政 の新着記事
- 観光危機管理への理解を深耕 観光庁、12月19日にオンラインセミナー(24/11/23)
- フィレンツェで初のG7観光大臣会合 持続可能性確保やAI活用でコミュニケ採択(24/11/22)
- 観光庁、「観光DX推進に関するマーケティング強化モデル調査事業」15件を採択(24/11/07)
- 大賞は能登編集部(石川県)「地産地消文化情報誌『能登』」 「日本地域コンテンツ大賞」各賞を発表(24/11/03)
- 地域事業者と観光客一体とでつながるDXへの挑戦 石川県観光連盟と日観振中部、11月22日に金沢市でセミナー/石川(24/10/29)