リニア“奈良ルート”で連携 三重、奈良、大阪、知事出席で決起大会開く(2)
17/09/29
リニア中央新幹線は、東京・品川―名古屋間が2027年に開業する予定。南アルプスを貫く全長21キロのトンネル掘削など前例のない難易度の高い建設工事が進められている。名古屋まで開通すると、新大阪―東京間は乗り換え時間を含めて1時間45分程度で結ばれる見込みだ。名古屋―大阪間は当初45年の予定だったが、国から3兆円の融資を受けてJR東海では最大8年前倒しして全線開業する方針を固めている。全線開通すれば新大阪―東京間は67分で、三大都市圏が1時間圏内になる。
名古屋―大阪間のルートについては国の整備計画で「奈良市付近」を通ると定められている。ただ、詳細は未定で、京都府や京都市は京都駅への誘致を進めている。
この日、松井知事は「自治体間が揉めて延伸を遅らせてはいけない」と話し、荒井知事は「真っすぐなルートは高速鉄道にマスト」と京都誘致の動きをけん制した。
(前の記事)リニア“奈良ルート”で連携 三重、奈良、大阪、知事出席で決起大会開く(1)
観光行政 の新着記事