スポーツ振興大賞に昭和新山“雪合戦” 東京の訪日客向けサイクリングツアーも表彰
第6回「スポーツ振興賞」授賞式がこのほど、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、大賞のスポーツ振興大賞を受賞した昭和新山国際雪合戦実行委員会(北海道壮瞥町)や優秀賞受賞団体が表彰された。賞はスポーツ・健康産業関連団体が加盟するスポーツ健康産業団体連合会と日本スポーツツーリズム推進機構が共催している。
昭和新山国際雪合戦は平成元年に第1回大会を開いて以降、規模を拡大しながら今年30回目の節目の大会を開催した。この間、実行委が試行錯誤を重ねた競技ルールと競技用具は世界にも普及し、現在ではフィンランドやカナダ、中国など海外14カ国を含む国内外で同一ルールのもと雪合戦が競技として行われている。昭和新山雪合戦は世界選手権にも相当するもので、今年は海外からの3チーム各10人を含む43チーム、430人が参加した。競技は1チーム7人が3分3セットで競う。壮瞥町は人口約2500人。2日間の大会は町内外の400人のボランティアが支える。
授賞理由では、雪合戦をスポーツ競技に育てあげたことや、イベントの定着性、海外への普及などが評価された。
次選の6団体からは観光庁長官賞として「東京グレートツアーズ」(東京都中央区、アライブ・アンド・キッキング)などが表彰を受けた。
東京グレートツアーズは、主に外国人旅行者を対象にしたサイクリング観光を2006年に開始。中央区を起点にお台場や浅草、渋谷などを回る自転車ツアーを提供しているほか、ランニング観光や、日本橋をめぐるカヤック観光などを行っている。訪日客に、東京滞在の多様性に寄与していることが評価された。