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コロナ危機と復活、そして地方創生 政府、今年度の観光白書を閣議決定

20/06/18

政府は6月16日、2020年度版の「観光白書」を閣議決定した。令和初年度となった昨年が観光が全体として好調だったことを伝えるなか、今年に入っての新型コロナウイルス感染拡大による打撃を数字面で報告。アフターコロナの対応、施策や、地方創生に向けた取り組みもまとめている。

白書では、2019年の世界・日本の観光動向の報告に続き、「新型コロナウイルス感染症への対応と観光による再びの地方創生に向けて」を今年度のメーントピックとしてまとめた。訪日客や旅行消費額、旅行会社商品の予約、貸切バス利用などコロナ禍を受けての各部門の苦境を伝えている。

そのうえで「国内観光需要を喚起させることが観光による再びの地方創生に向けた第一歩」として、休暇分散化や旅行商品の高付加価値化の重要性を強調。訪日旅行者の特性を紹介しながら、地方誘客への取り組みを促している。

大阪道頓堀

つい先日まで日常の風景だった
道頓堀界わいの訪日客による賑わい

また、今年度の施策として観光分野でのコロナ対応を紹介。「雇用の維持と事業の継続に対する支援」から「反転攻勢に転じるための基盤の整備」「国内旅行の需要喚起」 「インバウンドの回復」という流れで観光産業の復興をイメージし、コロナ収束後を見据え、受入環境整備、地域のコンテンツの磨き上げなどを実施するとしている。

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