国交省 インフラツーリズムのモデル地区2カ所を追加選定
20/08/07
特徴のあるインフラ設備を地域観光に生かそうと国土交通省は8月5日、北海道室蘭市の白鳥(はくちょう)大橋と、高知県日高村の日下川(くさかがわ)新規放水路の2カ所をモデル地区に追加選定した。
国交省では2018年に「インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト」を立ち上げ、有識者懇談会が2019年7月にモデル地区第1弾として5カ所を選定していた。
白鳥大橋は1998年に完成した東日本最大の吊り橋。今年7月12日に開業したアイヌ文化振興複合施設「ウポポイ」や登別温泉など、周辺観光施設と連携したツーリズムの活性化に取り組む。
日下川新規放水路は、台風等による洪水被害を防ぐのが目的に工事が進められている国内最長規模の水路トンネル。仁淀ブルーで知られる清流、仁淀川観光との連携や、放水路の工事現場見学から完成後の活用に移行するモデルの構築に取り組む。
国交省では、インフラツーリズムのポータルサイトを開設している。その中では、全国の施設で行われている現場見学会311件、旅行会社など民間が主催するツアー27件を紹介している。
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