コロナ後の観光地づくりとは UNWTOがシンポ開催
20/08/24
ウィズコロナ、アフターコロナ期の観光地づくりを考えるシンポジウムがこのほど、奈良市の奈良県コンベンションセンターで開かれた。国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所・アジア太平洋観光交流センター(APTEC)主催の「持続可能な観光地マネジメントを推進に関する説明会」で、APTECサステイナブルツーリズム推進センター設立を記念。自治体やDMOなど約100人が参加した。
UNWTO駐日事務所の本保芳明代表が「これからの観光は、持続可能な形で地域住民と一緒に提供していくこと。そのためには、きっちりとしたエビデンスに基づいて積み重ねていかなければなりません。持続可能な観光に取り組み、より良き観光地づくりにつなげるきっかけになれば」と説明会の趣旨を説明。
観光庁外客受入担当の片山敏宏参事官は、日本版持続可能な観光ガイドライン「JSTS―D」について説明した。ガイドラインは、国際基準に準拠した観光客と地域住民双方に配慮した観光地マネジメントを行うためのもので、多面的かつ客観的なデータに基づいた中長期的な計画策定を日本版DMOなどに促す。片山参事官は「今年は、JSTS―Dを基盤に持続可能な観光地づくりの元年にしたい」とした。
なお、UNWTOの観光地づくりについては、トラベルニュースat近号で紹介する。
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