観光庁、城泊・寺泊活用事業の採択事業を発表 平戸城や延暦寺
観光庁は8月31日、城郭や寺院を宿泊施設として利用する「城泊」「寺泊」を訪日旅行の魅力として生かす「観光振興事業費補助金(城泊・寺泊による歴史的資源の活用事業)」の採択事業を公表した。
同事業では、訪日客の長期滞在や旅行消費につなげることがねらい。5月26日から公募していた。全国の城や社寺を宿泊施設として利用するために、訪日客向けの滞在環境の整備や体験コンテンツの造成、多言語化、モニターツアーの実施などの取り組みを支援する。
採択事業の応募団体と地域、事業名は次の通り。
【城泊】 大洲城キャッスルステイ協議会(愛媛県大洲市)=大洲城キャッスルステイ新コンテンツ造成事業▽狼煙(長崎県平戸市)=平戸城城泊(キャッスルステイ)事業
【寺泊】 おおま宿坊普賢院(青森県大間町)=宿坊事業及び訪日外国人向け禅に関わる体験事業▽覚林坊(山梨県身延町)=覚林坊訪日外国人観光客の実際の声を取り入れた本物志向の宿坊体験造成事業及び情報発信事業▽善光寺(岐阜県高山市)=善光寺インバウンド受入体制強化及び寺院体験コンテンツの拡充事業▽延暦寺(滋賀県大津市)=比叡山延暦寺 新しい生活様式に基づく〝寺泊〟に向けた団体研修やワーケーションプログラムの策定▽常喜院(和歌山県高野町)=常喜院、常喜院密教瞑想・体験センター 整備事業▽恵光院(和歌山県高野町)=インバウンド平準化に向けた高野山ヘルスツーリズムプログラム▽大泰寺(和歌山県那智勝浦町)=大泰寺民泊事業 インバウンド対応強化事業▽岩本寺(高知県四万十町)=四国霊場札所 岩本寺と清流四万十川に癒される旅(アッと四万十「!SHIMANTO」)