2020年の日本人国内旅行消費は半減、前年比54・9%減の9兆8982億円
観光庁は2月17日、2020年の日本人の国内旅行消費額が前年比で54・9%減の9兆8982億円とほぼ半減したと発表した。
このうち宿泊旅行は7兆7394億円(54・9%減)、日帰り旅行は2兆1588億円(54・9%減)だった。
日本人の国内旅行の1人1回あたりの旅行支出は3万3925円(9・2%減)。宿泊旅行は4万8263円(12・3%減)、日帰り旅行は1万6428円(5・2%減)だった。
2020年の日本人国内旅行者の延べ人数も2億9177万人(50・3%減)とほぼ半減した。宿泊旅行者は1億6036万人(48・5%減)、日帰り旅行者は1億3141万人(5・2%減)だった。
2020年10−12月(速報)の日本人の国内旅行消費額は前年比で46・5%減の2兆6935億円だった。
このうち宿泊旅行は2兆2032億円(43・8%減)、日帰り旅行は4903億円(55・9%減)だった。
1人1回あたりの旅行支出は3万5433円(6・5%減)。宿泊旅行は4万8128円(15・5%減)、日帰り旅行は1万6213円(6・6%減)だった。
日本人国内旅行者の延べ人数は7602万人(42・8%減)。宿泊旅行は4578万人(33・5%減)、日帰り旅行が3024万人(52・7%減)だった。
2020年の四半期ごとの前年比を見ると1-3月期が19・5%減、4-6月期が85・3%減、7-9月期が58・6%減、10-12月期が46・5%減となった。コロナウイルス感染症の拡大状況や緊急事態宣言の発出、7月以降のGo To トラベル事業が旅行行動や旅行消費額に大きな影響を与えた。