1月の世界の旅行者数は87%減―コロナ変異株も響く UNWTO調査
21/04/16
国連世界観光機関(UNWTO)によると、1月の世界の旅行者数は前年比87%減だったことがわかった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響が続き、年明けからは変異株への対策で各国が渡航制限を強化。世界的な観光再開の見通しは立ちにくい状況になっている。
1月の減少率が最も大きかったのは、アジア・太平洋地域の同96%減。渡航制限が厳しいため。次いでヨーロッパとアフリカが同85%減、中東が同84%減。米州は同79%減だった。
UNWTOのズラブ・ポロリカシュヴィリ事務局長は、観光再開に向けて「北半球の夏の観光シーズンよりも前に観光への信頼を回復して渡航を安全に再開させるには、各国間における調整と渡航条件や衛生規範に関する協調が不可欠」とコメントしている。
UNWTOでは2月初旬に世界の国・地域の 32%が国際観光客に対し国境を閉鎖したことから、数カ月は厳しい状況が続くと見通す。今年第1四半期の国際観光客到着数は2019年同期比で約85%減、パンデミック前と比較して約2億6千万人の国際観光客到着数が減少すると予測している。
今後については、7―12月の回復へは、渡航制限の大幅な解除やワクチン接種計画の成功などを前提に、国際観光客数は7月に回復基調に転じ20年比で65%増、19年比では55%減となるか、9月の回復で20年比30%増、19年比67%減という2つのシナリオを想定している。
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