体験で日本の食・食文化を発信 農水省、「食かけるプライズ2021」7月19日まで募集
農林水産省は7月19日まで、各地の食や食文化を伝える食の体験を表彰する「食かけるプライズ2021」を募集している。訪日旅行で日本の食の魅力に触れてもらい、日本の食の消費拡大につなげる。旅行会社をはじめ体験商品提供事業者らに応募を呼びかけている。
「食かけるプライズ」は、訪日外国人が訪日中に食を体験し、帰国後も日本の食を再体験できるような環境整備を図ることで日本産農林水産物・食品の輸出拡大につなげようという「食かけるプロジェクト」の一環。食と観光要素を組み合わせた体験を募集、表彰することで好事例を発信する。アフターコロナの訪日旅行再開後を見据え、消費拡大を後押しするねらいもある。
募集対象は、訪日外国人向けに食体験を販売する事業者、販売を検討している事業者。これまでに商品化またはファムトリップなどで提供した日本の食・食文化体験を求めている。食と別の要素を絡めた体験、訪日客が体験したくなる魅力、日本の食文化が世界へ発信できるか―などを評価する。
応募があったなかから、「食かける大賞」1社、「食かける賞」10社程度、特別賞数社、ネクストブレイク賞3社程度を選定。受賞体験には動画の制作や訪日向け旅行商品販売サイトでの情報発信、商品化に向けた専門家の派遣、農林水産物・食品の輸出商品化のサポートなどの副賞が与えられる。結果は9月中に発表する。
詳細、応募は公式サイト(https://www.eatmeetjapan.jp/)へ。