観光庁、「城泊・寺泊」補助事業に城泊3件、寺泊7件を採択 福山城や智積院
観光庁は9月1日、公募していた「城泊・寺泊による歴史的資源の活用事業(観光振興事業費補助金)」の採択事業を発表した。採択されたのは城泊3件、寺泊7件の合計10件。
同事業は、城や社寺を宿泊施設として活用する「城泊」「寺泊」の観光資源化を支援するもの。国内外からの観光客に向け、地域資源である城と社寺を「使う文化財」として上質な観光コンテンツとして磨き、地域活性化につなげる。コンテンツの造成や受入体制整備に対して800万円を上限に補助する。5月24日―7月5日に全国の観光地域づくり法人や地域協議会などを対象に公募していた。
採択事業は次の通り。
【城泊】
福山城築城400年記念事業実行委員会「2022年福山築城400年を契機とした福山城城泊事業」(広島県福山市)
千雅商事「中津城城泊プロジェクト」(大分県中津市)
臼杵城泊研究会「地域資源を生かした臼杵城泊・城下町泊プロジェクト」(大分県臼杵市)
【寺泊】
端場坊「霊山・身延山の地域と歴史的資源を生かす『宿坊滞在型ウェルネスツーリズム開発事業』」(山梨県南身延町)
方広寺「『大本山、登録有形文化財での禅体験』×『うなぎ精進御膳』世界に通用するリトリート宿坊のブランド確立支援事業」(静岡県浜松市)
智積院「総本山智積院ホームページ、宿泊予約サイト、各種案内及び体験コンテンツの英語化」(京都市東山区)
正暦寺「『オーベルジュ宿坊』を軸とした地域連携型観光まちづくり事業」(京都府綾部市)
蓮華定院「宿坊における訪日外国人旅行者受け入れ拡大のための環境整備にかかわる事業」(和歌山県高野町)
清浄心院「離れの改装と、Webサイト及び接客ツールの多言語対応による外国人観光客の獲得」(和歌山県高野町)
安楽寺「藍の街・遍路札所『温泉山 安楽寺』ウェルネス体験事業」(徳島県上坂町)
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