前田奈帆子さん(高知県)の仁淀川個人旅行プランが最優秀賞 国交省「水の里の旅コンテスト2021」
国土交通省は12月1日、河川上流部地域の観光資源を生かした旅の企画を表彰する「水の里の旅コンテスト2021」の受賞企画を決定した。最優秀賞には一般部門が前田奈帆子さん(高知県)による仁淀川流域への個人旅行プラン、学生部門がTeamSSS(愛媛県立西条農業高校)の企画がそれぞれ選ばれた。
前田奈帆子さんの企画は「全身で体感する仁淀ブルー―仁淀川流域の暮らしと食、自然と文化を巡る旅」。美しい「仁淀ブルー」で知られる仁淀川の中津渓谷を中心に多角度から仁淀川を楽しめる個人旅行プランを構成した。審査員から「地域資源の掘り起こしと活用の事例として出色のプログラム」「名所をしっかりとめぐったうえで宿に宿泊、地元の美食を味わうことができ、旅行者の満足度は非常に高いのでは」「高所得者層をターゲットにでき、実現すれば地域の収入につながり、持続可能なプランになるのでは」などと評価された。
なお、前田さんの企画は特別賞「絶景賞」にも選出された。
そのほか、一般部門の優秀賞に埼玉県企画財政部土地水政策課の群馬県八ッ場ダム周辺地域への「水源地域との交流事業 水源わくわくセミナー」、奨励賞にエアポートトラベルの千葉県、茨城県への「悠久の魅力 水郷与田浦 神々の里息栖の社へ船でめぐる日本三霊泉に数えられ1000年湧きつづける最古のカタチの井戸『忍潮井』男瓶、女瓶」が選ばれた。
学生部門最優秀賞のTeamSSSの企画は「古代からの贈り物―名水「うちぬき」をめぐる旅in西条―名水が都市づくりのカギを握る西条市」。