ガストロノミーツーリズムの可能性を議論 UNWTO、世界フォーラムを奈良で開催
22/12/22
国連世界観光機関(UNWTO)は12月12―15日、奈良市の奈良県コンベンションセンターを主会場に「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」を開いた。30カ国から約450人、オンラインで約125カ国から1千人以上が参加し、食を通じて地域活性を図るガストロノミーツーリズムの可能性について議論、理解を深めた。
同フォーラムは今回で7回目。地域に根付いた食文化を楽しむ旅「ガストロノミーツーリズム」を世界へ普及、開催地の食文化を発信するもので、奈良大会は日本での初開催となる大会。当初は6月の開催の予定だったが、新型コロナの感染状況などから12月に延期されていた。
基調講演や事例発表、パネルディスカッション、ワークショップ、エクスカーション、レセプションを開催。各国から政府関係者や観光関連事業者など食と観光のキーマンが参加した。
フォーラムでは日本政府観光局が日本で体験できる食や食文化の魅力を発信。日本をガストロノミーツーリズムの旅行先として世界にアピールした。
サイドイベントのパネルディスカッションでは、生産者や料理人、教育者らの観点からガストロノミーツーリズムに関する取り組みの発表や意見交換を行い、地域、事業者間の連携、人材育成、郷土料理のブランド化で地域のブランド向上につなげることなどが議論された。
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