下呂や箱根など18地域を採択 観光庁「サステナブルな観光に資する好循環の仕組みづくりモデル事業」
観光庁は6月9日、「サステナブルな観光に資する好循環の仕組みづくりモデル事業」に18地域を採択した。今後、持続可能な観光「サステナブルツーリズム」の実践、地域づくりに向け実証事業を展開していく。
同事業は、3月3日付で公募していた。地域資源の継承に向け、旅行者が地域を感じ、地域への貢献を実感できるコンテンツの造成、観光による効果の地域への循環の仕組みづくりが急務として、モデルづくりを図る。
採択された事業と地域は次の通り。
みちのく潮風トレイルを活用したトレイル&トレイン(岩手県久慈市)▽山小屋魅力化と宿泊者のデッドタイムを活用した保全活動推進事業(群馬県片品村)▽学生・地域と連携した循環型人材育成による間伐対策事業(埼玉県飯能市)▽箱根におけるサステナブルな観光コンテンツ強化モデル事業(神奈川県箱根町)▽エコロッジを拠点にしたロングトレイル活性化事業(新潟県湯沢町)▽「地域再生ツーリズム」を散居村の保全・継承につなげる仕組みづくり(富山県砺波市)▽美しい景観を守る好循環型モデル事業(山梨県北杜市)▽北アルプス・トラバースルート循環型システム構築事業(長野県松本市)▽共感型観光地域づくり「下呂市エコミュージアム構想」構築事業(岐阜県下呂市)▽白川村の大切を繋ぐレスポンシブルツーリズム実践事業(岐阜県白川村)▽大洲城下町サステナブルツーリズムのシステム構築事業(愛媛県大洲市)▽阿蘇カルデラ「草原の王冠」の好循環な体制構築(熊本県阿蘇市)▽神仏習合文化の食楽ガストロノミー造成・人材育成事業(大分県別府市)▽放置竹林を再生する「バンブフル・ツーリズム」の推進(鹿児島県薩摩川内市)▽世界自然遺産「屋久島」観光のロングテール化実証事業(鹿児島県屋久島町)▽やんばる保全ツアーの磨き上げによる地域好循環創出(沖縄県東村)▽島と友(ゆー)を結ぶローカルサステナブルツーリズム(沖縄県宮古島市)▽西表島の海域・海岸域の低負荷型体験による好循環創出(沖縄県竹富町)