観光庁、ガストロノミーツーリズム推進事業13件採択 「余市ワイン」や京都「料亭ごはん」
観光庁は6月23日、公募していた今年度の「地域一帯型ガストロノミーツーリズムの推進事業」について13件を採択した。
同事業は、地域の食材や習慣、伝統、歴史などによって育まれた食と食文化を楽しむガストロノミーツーリズムをテーマに、地域一体でインバウンド誘客に向けて付加価値の高い新たな地産地消のメニューやコンテンツ、食体験の造成などを促すもの。DMOや自治体を対象に、採択事業には1件あたり2千万円を上限に費用を支援する。4月21日―5月12日に公募していた。
採択された団体と事業は次の通り。
北海道余市町「世界が恋する『余市のワイン&ウィスキー』と、世界No.1の北欧料理のペアリング開発」▽奈良県ビジターズビューロー「『日本の食の聖地巡礼NARA』奈良の伝統ガストロノミーツーリズム構築・発信・海外販路拡大事業」▽DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー「LAND OF DEWA ガストロノミーツーリズム」▽やまなし観光推進機構「太古から続く巨摩の地の恵みの旬をめぐる健康処方箋の旅」▽神奈川県三浦市「『あこがれ』を創出する『特別な食体験・ゲリラレストラン』実施に向けたミウラガストロノミー実証実験事業」▽神戸観光局「SDGsガストロポリス(食都神戸)ツーリズム推進事業」▽野沢温泉マウンテンリゾート観光局「野沢温泉MATAGI LIFE ガストロノミーツーリズム推進事業」▽富山県立山町「立山の自然と文化の融合を感じるガストロノミーツアー」▽DMOやつしろ「地元産生姜を活用したロゲイニングガストロノミー」▽前橋観光コンベンション協会「MAEBASHI Terroir―赤城山に育まれた発酵クラフトコミュニティ、ご当地スタンダートを一から楽しむ特別な旅」▽香川県観光協会「地球大変動(ジオ)の恵みである海の幸と陸の幸をマリアージュした世界で唯一無二のせとうち讃岐ジオ・ガストロノミーツーリズムの推進」▽三方五湖DMO「『ジャパネスク北陸若狭・三方五湖食と観光のテロワール』―地域一体となった日本古来の『御食国』の食材と世界最高峰のフランス美食文化とのマリアージュ」▽京都府観光連盟「【京料理×農林水産品】地域食連携によるガストロノミーツーリズム推進事業『産地で料亭ごはん』―京料理・地元農林水産品持続支援プロジェクト」