持続可能な旅行商品浸透図る 観光庁、「サステナブルな旅AWARD」を創設
23/07/04
観光庁は、旅行事業者による旅行商品を対象にした「サステナブルな旅AWARD」を創設する。日本に持続可能な観光を浸透させることを目指し、サステナブルな旅行商品を顕彰することでインバウンドやZ世代への新しい旅行としての訴求、定着を図る。
アワード創設は、インバウンド市場の回復、拡大を見据える中で、サステナブル志向が旅行市場の成長をけん引する海外に対し、日本は持続可能な観光への取り組みが遅れていることが背景にある。アワードを契機にアワードの結果を周知するほか、優良事例の情報発信などを通して旅行業界全体に持続可能な旅行商品が増加する仕組みを整備し、サステナブル志向の高いZ世代などの新時代の旅行者に対する選択肢として確立させることを目指す。
アワードは、国内旅行事業者を対象に、サステナブルな旅行商品の企画を8月末まで募集。有識者が持続可能な観光の国際基準であるGSTC―Ⅰなどから評価し、グランプリや入選、特別賞などを決定する。
受賞発表式は10月に大阪で行われるツーリズムEXPOジャパンで開催予定。
観光行政 の新着記事