日本人旅行消費、23年10―12月期は19年比11・5%増の5兆6135億円 年間値は0・2%減まで回復
観光庁が2月21日に発表した2023年10―12月期の日本人の旅行・観光消費動向調査結果(速報)によると、国内旅行消費額はコロナ前の2019年同期比で11・5%増の5兆6135億円だった。前年同期比では12・3%増。宿泊消費が好調で、コロナ前を上回る活況となった。
国内旅行消費額のうち、宿泊旅行消費額は19年同期比16・6%増、前年同期比11・7%増の4兆5720億円。日帰り旅行消費額は19年同期比6・3%減、前年同期比15・1%増の1兆414億円。
国内延べ旅行者数は19年同期比8・7%減、前年同期比9・7%増の1億2127万人。旅行者数の内訳は宿泊旅行が19年同期比1・3%減、前年同期比4・7%増の6797万人、日帰り旅行が19年同期比16・7%減、前年同期比16・8%増の5330万人。
旅行1回あたりの旅行単価は19年同期比22・2%増、前年同期比2・4%増の4万6289円。宿泊旅行が19年同期比18・2%増、前年同期比6・7%増の6万7269円、日帰り旅行は19年同期比12・5%増、前年同期比1・5%減の1万9538円だった。
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2023年の日本人の旅行・観光消費動向調査の年間値(速報)も発表。国内旅行消費額は19年比0・2%減、前年同期比27・5%増の21兆8802億円だった。ほぼコロナ前の水準まで回復した。
国内旅行消費額のうち、宿泊旅行消費額は19年比3・6%増、前年比29・4%増の17兆7660億円。日帰り旅行消費額は19年比13・8%減、前年比では19・8%増の4兆1142億円と宿泊を中心に回復が進んでいる。
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