観光庁、「インバウンド受入環境整備高度化事業」を公募
観光庁は6月28日、「インバウンド受入環境整備高度化事業」の公募を始めた。訪日外国人旅行者の地方誘客などにつなげるため、観光地の観光スポットなどの受入環境整備の取り組みを支援。全国の自治体やDMO、民間事業者らに応募を呼びかけている。
同事業は、全国の観光地でまちあるきや広域的な周遊に関係する環境整備を一体的に進める事業や、道の駅をはじめ訪日外国人旅行者の来訪が特に多い観光拠点施設などの拠点機能の強化を図る事業について、ストレスフリーで旅を楽しめる環境整備に必要な経費の一部を補助する。
受入環境整備高度化計画の策定が必要で、面的整備事業と拠点機能強化事業の2種がある。ナイトタイムエコノミーの環境整備など「賑わい環境の創出」▽ワーケーション環境やICTを活用したゴミ箱の整備など「新たなニーズへの対応・新技術の活用 」▽多言語案内や無料公衆無線LAN環境の整備など「ストレスフリー・快適な旅行環境の整備」▽段差の解消 や子ども連れ環境の整備など「ユニバーサル対応」▽外国人観光案内所や観光スポット情報・交流施設の整備・改良など「 拠点機能の整備・改良」ーの対象事業分野があり、「賑わい環境の創出」は面的整備事業のみ。
補助率は、面的整備事業は補助対象経費の2分の1以内、拠点機能強化事業は3分の1以内。
公募締め切りは7月19日17時まで。受入環境整備高度化計画・要望書を最寄りの地方運輸局などに提出する。
詳しくはhttps://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo08_00009.htmlへ。

観光庁
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