ＡＢＣラジオ「ほたるまち旅行社」招く　岡山・美作三湯の旅館女将

岡山県・美作三湯の旅館女将が中心になってこのほど、ＡＢＣ（朝日放送）のラジオ番組「ほたるまち旅行社」に出演する柴田博アナウンサーらを現地に招いた。１泊２日の行程で温泉入浴をはじめ、Ｂ級グルメの試食や森林セラピー体験などエリアの見どころをテンコ盛りにした内容。近く番組で取り上げられる予定だ。

ほたるまち旅行社は今年４月から、地域を元気にしようと始まったラジオ番組。地域活性化にがんばる人たちをスタジオに呼んだり、現地取材に駆け回り毎週土曜日13時から30分間放送している。

美作三湯行きは、八景（湯原温泉）の上塩浩子さん、季譜の里（湯郷温泉）の佐々木浩子さん、奥津荘（奥津温泉）の鈴木和枝さんが４月に来阪したのがきっかけ。３人は番組に特別出演し、柴田さんが美作地域に来たことがないのを知って「ぜひ！」と呼びかけ実現した。

おもちゃのまちづくりを進める湯郷温泉では、レトロな玩具を収集展示している「昭和館」や運転体験もできる「てつどう模型館」などを見学。ちょうど見ごろを迎えたホタル鑑賞も楽しんだ。奥津温泉では、源泉掛け流しの「鍵湯」に入浴し、近くの山田養蜂場・みちばち農園では「はちみつソフトクリーム」を味わった。湯原温泉では、ロンドンタクシーに乗り込み温泉街のガイドツアーに参加するなどし、三湯を見て回った。

また、岡山県立森林公園の森林浴散策や新庄村の森林セラピー体験のほか、津山市のホルモンうどん、真庭市のひるぜん焼きそばといった全国クラスの人気を誇るＢ級グルメも味わった。

女将さんたちは、２０１３年に迎える「美作の国建国１３００年」を前に、三湯と周辺を一体感のあるエリアとしてアピールしたい意向を持つ。柴田さんは「出会った人たち皆さんが温かく、とても印象に残る２日間でした」と話し、美作三湯の魅力発信に思いを馳せていた。