被災者受入や花火大会など復興支援 下呂温泉旅館組合/岐阜
11/07/14
岐阜県・下呂温泉旅館協同組合(瀧多賀男理事長)は東日本大震災以降、被災地への支援や宿泊客回復の取り組みを行っている。
震災発生から間もない3月16―20日には福島県郡山市の商工信用組合から緊急の依頼を受け、15家族59人を8旅館で受け入れた。
高山市の桜山八幡宮で30年に一度の式年大祭が行われた5月5日には「大震災の復旧復興の祈願」を込めて、下呂温泉神社として参進行列を実施。5月中の毎週土曜日には下呂大橋下流で「東日本復興祈願花火」を行い、各回2千発の花火を打ち上げた。
さらに5月12―19日の8日間には宮城、福島県内の被災地を訪問。組合保有の温泉出前専用タンクローリーを使って、自衛隊が仮設している被災者利用のお風呂に温泉を配湯するなど、ボランティア活動を行った。
岐阜県と県観光連盟が日本の活性化や宿泊客の回復を目指し設定した緊急企画「東日本支援・県内観光地宿泊促進緊急キャンペーン」にも参画。7月31日までの限定宿泊プラン「元気になろう!ぎふ 下呂温泉特別宿泊プラン」を展開している。