例祭と謝肉祭で賑わい 下呂温泉が秋の恒例行事/岐阜
14/11/17
岐阜県・下呂温泉で10月8日、湯の恵みに感謝する下呂温泉神社の秋の例祭が行われた。
例祭では下呂温泉の名を世に広めた儒学者・林羅山や室町時代の僧侶・万里集九など下呂にゆかりのある人物の装束を着た旅館関係者ら100人が温泉街を練り歩いた。
参進行列の一行はJR下呂駅を出発し森水無神社を経由、温泉神社に到着して神事を行い下呂温泉の発展を祈願した。
今年は下呂市合併10周年と高山本線開業80周年を記念。徳島市の阿波踊り振興協会の「阿波踊り連」の16連の代表約30人が特別参加して祭りを盛り上げた。
また、ふるまい酒も行われたほか、やぐらの上からまかれた紅白の餅を県内外から訪れていた観光客は歓声を上げて拾いあっていた。
温泉神社は1989年に温泉の末長い湧出と温泉客の安全を願って山形県の湯殿山神社から分霊を受けている。
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10月19日には下呂温泉の秋の恒例イベント「下呂温泉謝肉祭2014秋―飛騨牛豪快焼き&秋の味覚満喫フェア」が行われた。
抜けるような青空のもと実施された謝肉祭は、例年を大きく上回る3300人が参加。飛騨産コシヒカリのご飯、きのこ汁などが付いた飛騨牛豪快焼きを味わった。
ステージでは毎年参加している名古屋の中高生で構成するビッグバンド「フリーヒルズ・ジャズオーケストラ」が演奏。となりのトトロなどジブリ作品の曲のほか、ジャズなどで会場を盛り上げた。
特別企画として岐阜県のひだ・みの観光大使で地元池田町出身の歌手・石原詢子さんのミニコンサートも開催。古くから下呂に伝わる「下呂音頭」が石原さんによって再録音され、初めてステージで肉声を披露。旅館の女将らが踊るなか、下呂音頭を歌い上げた。
このあとペア宿泊券や飛騨牛など豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会なども行われた。