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箱根が10連覇達成 じゃらんRC「人気温泉地ランキング16」

リクルートライフスタイル・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)はこのほど、今回で10回目となる「人気温泉地ランキング」の2016年版の投票結果をまとめた。旅行者が「もう一度行ってみたい」と感じる人気温泉地は箱根(神奈川)が昨年の火山活動活発化もなんのその、調査開始以来10連覇を達成。2位は草津(群馬)、3位は由布院(大分)となり、昨年と順位が入れ替わった。

トップ3は10年連続で不動。各年代ごとの支持を見ても上位は概ね3強で占められる。4位別府(大分)、5位登別(北海道)もほぼ変動がない。箱根が好まれる理由は交通の便やまちの雰囲気、自然に加え、料金の手ごろさも挙がる。草津は泉質が選択理由の定番だったが今回はまちの雰囲気が上回った。由布院も含め、地域風土を重要視する観光客の嗜好が強まってきたようだ。

以下、6位道後(愛媛)、7位指宿(鹿児島)、8位黒川(熊本)、9位有馬(兵庫)が昨年同様。10位には乳頭・水沢・田沢湖高原(秋田)が昨年の13位からランクアップした。そのほか25位玉造(島根)、28位秋保(宮城)の上昇が目立った。

一度は行ってみたい「全国あこがれ温泉地ランキング」は今年も由布院が1位。2位は乳頭・水沢・田沢湖高原(秋田)が昨年3位から順位を上げ、ここでも評価の高まりが示された。3位は草津、4位は指宿、5位は別府。13位銀山(山形)など東北勢、22位黒部渓谷(富山)など北陸勢の上昇も顕著。

満足度ランキングは総合温泉地部門で万座(群馬)が満足者の割合94.5%で1位。2位は山鹿・平山(熊本)、3位は白骨(長野)となった。次いで昨年1位の奥飛騨(岐阜)が入った。訪問者100人未満の秘湯部門は1位高湯(福島)、2位会津湯野上(同)、3位龍神(和歌山)がランクインした。

調査は「じゃらんnet」の利用者を対象に昨年8月に行い、全国331温泉地から選択。回答数は1万2062人。

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