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箱根が11連覇達成 じゃらん温泉地ランキング、上位の安定感際立つ

リクルートライフスタイル・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)はこのほど、毎年恒例の「人気温泉地ランキング」の2017年版を発表した。「もう一度行ってみたい」と感じる人気温泉地は箱根(神奈川)が調査開始以来11連覇を達成。2位は草津(群馬)、3位は由布院(大分)と、今年も不動のトップ3を形成、人気温泉地の安定したブランド力が際立った。

上位3温泉地は年代別の支持でも盤石。ただ今年は前年まで全世代で1位だった箱根から40、60代で草津が1位を奪取した。性別では男性は草津、女性は箱根が1位。

箱根が好まれる理由は交通の便やまちの雰囲気、自然、料金の手ごろさ、効能や泉質など多岐にわたる。草津は泉質のよさとまちの雰囲気が好まれ、由布院はまちの雰囲気が突出している。

4位は別府(大分)で由布院に僅差で迫る。以下、5位登別(北海道)、6位道後(愛媛)、7位指宿(鹿児島)、8位黒川(熊本)、9位有馬(兵庫)まで昨年同様。5位までは12年から顔ぶれが変わらず安定している。10位には下呂(岐阜)が昨年の11位からランクアップした。上昇が目立ったのは、19位白骨(長野)、27位万座(群馬)、42位銀山(山形)。

一度は行ってみたい「全国あこがれ温泉地ランキング」は11年連続で由布院が断トツの1位。地震の影響を感じさせない実力を示した。2位は乳頭(秋田)、3位は草津、4位は指宿、5位は別府、10位までは顔ぶれは昨年と変わらず。29位浅虫(青森)、37位鳴子(宮城)、47位上高地(長野)と三朝(鳥取)の上昇が顕著だった。

満足度ランキングは総合温泉地部門で高湯(福島)が満足者の割合96・8%で1位。昨年は訪問者100人未満の秘湯部門で1位だったが、来訪者が増え総合部門でもトップの座についた。2位は乳頭、3位は白骨となるなど、この部門でも上位は例年同様強い。秘湯部門は1位龍神(和歌山)、2位九州夢温泉郷(大分)、3位小田・田の原・満願寺(熊本)がランクインした。

調査は宿泊予約サイト「じゃらんnet」の利用者を対象に昨年8月に行い、全国331温泉地から選択。回答数は1万1713人。

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