OTA偏重に警鐘鳴らす 大阪直案会・谷口幹事長、案内所の存在意義を訴え
22/09/29
大阪直営案内所連絡会(大阪直案会、谷口昇幹事長=山村別館)は7月27日、大阪市浪速区の難波学習市民センターで第34期第3回定例会・業者懇談会を開いた。
谷口幹事長はあいさつで「客室の喫煙の告知が中途半端な旅館が多く、客室で禁煙したお客が賠償金として20万円請求されたケースもあります。営業の最前線にいる我々案内所は、そうしたトラブルがないよう日ごろからきめ細やかな情報を旅行会社に伝えましょう」と呼びかけた。
また「OTAを使った旅館ホテルでの宿泊予約は年々増える一方で、宿によっては80−90%を占めるところもあるほどです。しかし、カード決済を含めると27%の高額な手数料になり、リアルエージェントより多い手数料です。OTAの扱いは30%程度に抑え、直予約とリアルエージェントへの営業を強化しようという動きも出ています」と報告。「OTAに任せておけば勝手に集客できると思っている旅館経営者も少なくなく、現地に案内所の存在意義を訴えていかないと我々は生き残っていけません。今日のような定例会の内容をしっかりと現地に伝えてください」と訴えた。
業者懇談会には京都府旅行業協同組合の森野茂理事長(アルファトラベル)、谷口賢一副理事長(京都交通社)、常田学理事(ウイニングトラベルサービス)を招いた…
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