TETがクラファンでアゼルバイジャン発信、希少なダマスクローズオイルを「Zenes」で先行販売
アゼルバイジャン共和国のワインや食品を取り扱うTET INTERNATIONAL DEVELOPMENT(ティーイーティー インターナショナル ディベロップメント、TET)はこのほど、ベルトラが運営する体験型クラウドファンディング「Zenes」で、高価なものは1キロ300万円を超えると言われるアゼルバイジャンのダマスクローズオイルなど、希少なエッセンシャルオイル(=精油)を先行販売(https://www.zenes.jp/projects/azerbaijan-oil)している。クラウドファンディングを通じて、アゼルバイジャンの文化や歴史、魅力を伝える。
TETは、2021年からアゼルバイジャン産のエッセンシャルオイルの香りの魅力と素晴らしさを日本へ伝えるため、取り扱いを開始。アゼルバイジャンに特化した事業を展開し、エッセンシャルオイルや食品を直輸入して日本国内で販売している。
今回、クラウドファンディングに挑戦した経緯について、TETの小泉和貴氏は「アゼルバイジャン産という名前を出すと、まず国の説明から始まることがほとんど。高い発信力も備えるZenesを活用することで、認知度の向上にもつながると考えた」と経緯を述べる。
クラウドファンディングのリターン商品には、「アゼルバイジャン産ダマスクローズオイル2mlとウェブストアで使える1000円分クーポンセット」(9900円)など、複数の商品を用意。ダマスクローズオイルは、水蒸気蒸留法(溶剤を使わない、水と植物のみを使用した蒸留方法)を用いて造られ、世界で最も高価と言われている。オイル1kg生産するのに対しローズの花びら約3500kgが必要だという。小泉氏は「世界でも非常に希少性の高いオイルとして取引されている」と話す。ダマスクローズオイルは、その希少性の高さからプラチナよりも高いとも言われ、メーカによって1キロ150~300万円で取り引きされている。今回は、ローズのほか、ラベンダー、ペパーミントの計3種類を提供する。
アロマ商品の効果について、小泉氏は「今回は、100%天然のエッセンシャルオイルを用意した。大事に抽出されたアゼルバイジャン産エッセンシャルオイルは、花本来の純粋な自然でやさしい香りが漂い、五感を通じて、人々に特別な幸福感を与える。気分が落ち込んだ時や、ストレスを抱えている時などさまざまなシーンで使ってほしい」と説明する。 エッセンシャルオイルは現地で唯一存在するエッセンシャルオイルメーカーで生産されたものを販売している。今回は、メーカーがローズの本場であるブルガリアへの販売やヨーロッパや中東、アメリカなどを中心に海外展開されているものを、TETが日本国内における独占契約を結び、販売を実現した。TETは日本で唯一、独占契約を締結している。
小泉氏は「今までは国内の化粧品メーカーやOEMメーカーなどを中心にBtoBでのみ展開していたが、一般の方にもアゼルバイジャンの魅力に触れてもらいたいという思いから、BtoC向けの販売を始めた。アゼルバイジャンの豊かな土壌で育まれたローズオイルのピュアな香りを多くの方に体感していただきたい」と紹介。アゼルバイジャンの魅力については、「アゼルバイジャンは日本から約7500km離れ、国内ではあまり認知度は高くないが、実は親日国である。日本特有のおもてなしや、独自の文化に前大統領が感銘を受けたことがきっかけと言われており、現地へ渡航する際も無料でビザが発給され、首都の国立大学を中心に日本語学科も設置されている。日本への憧れが強く、治安も良く心地よく過ごせる」とPRした。
自然や歴史・文化に恵まれるアゼルバイジャン
アゼルバイジャン共和国は、東ヨーロッパと西アジアの交差する場所に位置。コーカサス山脈とカスピ海に囲まれた豊かな自然と隣国の文化が混じり合う。国土は日本の約4分の1で人口1030万人ほどだが、石油や天然ガスなど豊富な資源に恵まれている。 観光地の一つである「ヤナルダック」は、地中から自然に湧き出た天然ガスが自然着火し、2〜3000年以上燃え続けている丘として世界各国から多くの観光客が訪れている。世界最古の宗教と言われるゾロアスター教(拝火教)の聖地「アータシュギャーフ寺院」、極彩色豊かなモスクなど、古い歴史と文化が色濃く根付いている。
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