JTBの旅行動向見通し 2024年の訪日外客は過去最多の3310万人に
23/12/22
JTBは12月20日、2024年の旅行動向見通しを発表した。訪日外国人旅行者がコロナ前の2019年を上回り過去最多の3310万人に達する一方、海外旅行者は1450万人と、初めて2000万人を超えた2019年の7割台にとどまると予測している。
いずれも2023年の実績は大幅に上回る。
2024年の訪日外客数3310万人は過去最多だった2019年の3188万人との比較で3・8%増、2023年の2520万人(予測)比では31・3%増の大幅増となる。
2024年の海外旅行者数1450万人は2019年の2008万人との比較で27・8%減、2023年の950万人(予測)比では52・6%増となる。
2024年の国内旅行者数は2億7300万人(2019年比6・4%減、2023年比2・8%減)と予測。減少の見通しについて「家計の厳しさに加え、高止まりする旅行費用や旅行意欲の落ち着き(リベンジ消費の一巡)などが影響し、旅行者数は伸び悩むと考えられます」としている。
2024年の国内旅行総消費額は11兆7900億円(2019年比6・0%増、2023年比2・9%減)と予測している。
インバウンド需要の急拡大が引き上げた旅行費用全体の影響で、2023年の国内旅行総消費額は2022年比で23・4%増、2019比で9・2%増の12兆1400億円となる見通し。2024年の国内旅行総消費額は、2023年は下回ると予測している。
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