アソビュー、広島平和記念資料館で電⼦チケットサービスを試験導⼊ 行列解消や混雑緩和を在庫連携販売で実現
アソビューは2月16日、広島平和記念資料館(原爆資料館、広島県広島市)で電子チケットサービスの試験導入を始めた。電⼦チケットサービス「ウラカタチケット」や予約管理システム「ウラカタ予約」試験提供し、オンライン上でのチケット購⼊、予約を可能に。チケットの事前購⼊や修学旅⾏など団体利⽤時の事前⼊館⼿続きを簡略化し、⼊館待ちの⾏列解消と館内の混雑緩和を⽬指す。
今回の試験は、広島平和記念資料館の来館者急増に伴う、⾏列解消と混雑緩和を国内・訪⽇客の在庫連携販売の実現を目的に実施。広島平和記念資料館は、2023年5⽉に開かれた「G7広島サミット2023」を受け、国内外からの来館者数が急増している。2023年度の来館者数は1⽉までで約169万⼈となり、年間来館者数はコロナ禍前を上回る180万⼈を超える⾒通しとなっている。
広島平和記念資料館の課題として、2023年8⽉には最⼤2時間の⼊館待ちが発⽣するなど、時間帯によっては⼊館待ちの⾏列が発⽣し、館内も混雑している状況が続いている。広島市は、現地販売のみとしている⼊館チケットをオンラインで事前購⼊できるシステムの導⼊を検討していた。今回は、国内・訪⽇客の在庫管理を⼀元化できるアソビューの取り組みが評価され、「ウラカタシリーズ」が試験導⼊されることとなった。
入館受付期間は、3月1~31日。料金は、大人1人200円、高校生1人100円。購入のURLは「https://www.asoview.com/channel/tickets/1gUIyAqFog/」。チケット購入者は、購入後に付与されるQRコードを提示することで入館できる。
広島市平和推進課の⻄⽥満氏は「常設展⽰の⾒学に必要となるチケットを事前に購⼊できるようになった。現在発⽣しているチケット購⼊時の⾏列と混雑緩和を⽬指し、皆さまがスムーズに⼊館し、余裕を持って展⽰を見ていただけるようになることを期待している」と話す。
アソビューは、レジャー業界向けのDXを推進するSaaSサービスとして、観光・レジャー・⽂化施設向けの電⼦チケットサービス「ウラカタチケット」、購⼊者データを分析し広告、マーケティング施策に活⽤できる「ウラカタ分析」、アクティビティ・体験教室向けの予約管理システム「ウラカタ予約」を展開している。同サービスの総称は「ウラカタシリーズ」と呼ばれ、全国で約4000施設が導入している。
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