「ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸」開催地連絡協議会が設立
2025年9月に開催する「ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸」の開催地連絡協議会が7月19日に名古屋市内で設立総会を開いた。主催3団体から日本旅行業協会(JATA)の髙橋広行会長、日本政府観光局(JNTO)の蒲生篤実理事長、日本観光振興協会の最明仁理事長、開催地側からは愛知県の大村秀章知事をはじめ中部経済連合会の水野明久会長、愛知県観光協会の安藤隆司会長らが出席した。
ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)は2014年から始まり、これまでは東京や大阪、沖縄で開催してきた。中部エリアでの開催は初。TEJ2025愛知・中部北陸の開催は25年9月25日―28日の4日間、愛知県常滑市のセントレア中部国際空港にあるAichi Sky Expo (愛知県国際展示場)で開かれる。
開催地連絡協議会であいさつした大村知事は「愛知をはじめとする中部圏は、人口が約2200万人あり、海、山、城や街道、歴史、文化、陶磁器などの伝統産業、郷土料理などの食文化が根づく地域。訪日外国人客数が今年3月から3カ月連続で300万人を突破するなどインバウンド需要が拡大する中で『ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸』を開催する意義は大きい」と強調。
そのうえで、愛知県では2025年に愛知万博20周年記念事業を愛・地球博記念公園で行い大阪・関西万博とも連携して盛り上げていくとしたほか、26年には愛知・名古屋アジア競技大会なども控えているから、大村知事は「TEJ2025の開催を千載一遇の機会と捉え、愛知・中部北陸の魅力を発信していきたい」と話した。
設立総会では、世界最大級の総合観光イベントであるTEJ2025の開催地として、主催団体のTEJ2025組織委員会を支援・協力し、成功させることを目的とする規約を採択。大村知事を顧問、中部経済連合会の水野会長を会長とし、北陸経済連合会の金井豊会長と愛知県観光協会の安藤会長を副会長、行政、経済団体、観光団体、交通、ホテル事業者等が委員に名を連ね、地域を挙げて取り組んでいくことを確認した。
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