京旅協が「岡崎桜回廊十石舟と南禅寺界隈」を商品化 修学旅行自由見学プランを提案
10/11/01
京都府旅行業協同組合(京旅協、山本芳孝理事長)は、京都・岡崎周辺には琵琶湖疏水をはじめ、南禅寺の水路閣、日本最初のインクライン(傾斜鉄道)、蹴上発電所、明治の元勲・山県有朋の別荘「無鄰菴」など見どころが豊富なことから、修学旅行の自由見学プランを企画し提案を始めた。
京旅協では2005年から毎年4月、京都・岡崎にある明治の産業遺産「琵琶湖疏水」において「岡崎桜回廊十石舟めぐり」を実施してきたが、この十石舟めぐりと岡崎の近代遺産を見てもらおうと企画した。
期間は4月11日―28日までで、舟は9―17時の毎時15分ごとに運航し、1便に24人乗船可能。所要時間は乗船だけのAコースが約30分、料金は500円。乗船と南禅寺界隈観光のBコースの所要時間は約2時間。料金は乗船料、ガイド料、保険料込みで1200円。Bコースのみ企画旅行の取扱いを行う。
手配方法は参加日、参加人数、希望コース、乗船希望時間、学校名、代表者名を京旅協(電話075―321―7695、ファクス075―321―7352)まで。決済は各社の観光券で、送客手数料は10%。
十石舟めぐりは当初7千人の利用だったが、10年には1万6千人を越えるほどの乗船客で賑わうようになり、「京の春の風物詩」として根付いてきた。もとは03年に滋賀、京都、大阪を舞台に開かれた第3回世界水フォーラムの開催を記念して実施された。その後、日本財団から木造十石舟2艘の寄贈があり、京旅協や京都市、商工会議所などがメンバーとなり実行委員会を立ち上げて現在に至っている。
京旅協も参画する明治ロマンの道スタンプラリー実行委員会は11月23日、「秋の琵琶湖疏水―明治ロマンの道スタンプラリー」を実施する。参加費は500円。