九州新幹線全通で「地旅」造成販売会議 全旅
11/01/18
全旅(池田孝昭社長)はこのほど、大阪市内で九州新幹線全線開通に伴う地旅(着地型旅行)商品造成・販売に関する打ち合わせ会議を開き、同社の営業所長や各府県の観光関係担当者らが集った。
池田社長は「着地型の旅行商品を造るだけなら、行政の方々のいい商品を造るかもしれない。しかし旅行商品は造ることが目的ではなく、販売しなくては意味がない」とし、行政と地元旅行会社がタッグを組んだ商品造成、販売の必要性を訴えた。
2010年から業務提携を始めた日本旅行西日本営業本部の吉田賢副本部長は「課題は多いと思うが鉄道を使って地域の魅力ある素材を紹介するという取り組みは今後必要だ」と話した。
このあと各県の担当者からそれぞれ地域素材を使った新たな取り組みについての発表があり、九州新幹線開業を機会に新幹線沿線の行政と地元旅行会社が協力して地旅商品の開発と販売に注力することを話しあった。