全旅、第３回地旅大賞エントリー受付開始

全旅（池田孝昭社長）は今年で３回目を迎える「地旅（じたび）大賞」のエントリー受付を始めた。過去２回の着地型旅行商品の企画内容を重視した選考方法を改め、今春から約10カ月間の販売（集客）実績を基に選考する。エントリーは全国旅行業協会（ＡＮＴＡ）会員から受け付け、２月25日に締め切る。

地旅大賞は２００８年度から、全国のＡＮＴＡ会員に地旅の事業化を促し、地旅の知名度アップと地域活性化の意義を広く啓蒙することを目的に実施してきた。

同社では、地旅商品を企画・造成することにはＡＮＴＡ会員と地域住民の協働体制が構築されてきたと評価するものの「もっとも重要である地旅商品の流通・販売に関しては未だ体制が整っていない」としている。そのため今回は「地旅商品の企画・造成の促進はもちろん、地旅商品の流通・販売の拡大を目的として地旅大賞の選考方法を変更」する。

具体的には、エントリーされた地旅商品の企画内容と販売（集客）実績を選考委員会で審査する。実績の集計期間は、４月―12年２月末まで。その結果から地旅大賞１点（賞金50万円）、優秀賞３点（同30万円）などを選び表彰する。

応募は、ＡＮＴＡ―ＮＥＴからダウンロードできる専用のエントリーシートで。