今年のルックは「進化」　ＪＴＢＷが上期商品発売

ＪＴＢワールドバケーションズは１月13日から、海外旅行パッケージ「ルックＪＴＢ」の２０１１年度上期商品の販売を始めた。今期は前年度比１０５％の１３８万２千人を目標に掲げ、昨年の商品革新「決心」に引き続き「進化」をキーワードに、商品の充実、海外旅行需要の創造を目指す。

商品革新１年目の昨年度は、並び席確約や航空会社・便名確約などを設定し、販売人員は前年度比１０２％の１３２万人の見込み。２年目の今年度の目標は、昨年度の取り組みを発展させ、円高基調と羽田空港国際化の本格稼働も追い風に、さらに高く設定した。

今年度は、早期申込割引の充実や少人数出発保証日の拡充などさらなる品質の向上を図るほか、添乗員同行商品「心ゆく旅」のリニューアルや統一１５０周年を迎えるイタリアへのキャンペーン、羽田発商品とチャーター便の強化などに取り組むなど内容の充実を図り、来年の商品革新「完成」につなげる。

西日本発は、昨年度は同１００％の32万５千人の見込みで、今年度の目標は同１０４％の33万９千人を設定。西日本独自商品「素敵にヨーロッパ」でハネムーン向けに人気のコースの拡大や、「姫様Ｓａｌｅ」など女性向け商品の拡充といったライフステージごとの商品展開の強化、関西空港発チャーター便の設定、イタリア・スペイン・ロングアジアを強化方面に設定した商品展開などに取り組む。

１月12日にＪＴＢ西日本で開いた商品発表会で、同社の棚原薫常務取締役は「航空供給座席量が減少する中での今年の目標は『決意の表れ』と考えていただきたい。ヨーロッパ方面大幅増を大きなテーマに、アジアも強化するなど勢いをもって取り組んでいく」と意気込みを語った。