新たな食の発掘　ＪＴＢ西日本が全国で「商談会」、参加者募る

ＪＴＢ西日本が全国各地で「食の発掘商談会」を開催する。農林水産省が進める農山漁村の六次産業化事業の一環で、地域連携による加工食品や菓子などの生産事業者が出展。現在、百貨店やスーパー、旅館ホテルやレストランなど仕入担当者の参加を募っている。

商談会には、農林水産物の国内産の比率がおおむね８割を超える商品を取り扱い、六次産業化法や農商工等連携促進法、地域資源活用促進法の認定を受けた取り組みを進めている事業者が出展する。調味料やジャム、漬物など加工食品をはじめ、アイスクリームや和菓子など安全、安心にこだわった商品をアピールする。個別商談会のほか食品流通の専門家らによるシンポジウムも開かれる。

会場は全国５カ所。北海道地区は11月10―11日に札幌市の札幌パークホテル▽東北地区は来年２月22―23日に仙台市の江陽グランドホテル▽関東・北陸・東海地区は来年２月８―９日にホテルイースト21東京▽近畿・中四国地区は11月24―25日に大阪市のホテル大阪ベイタワー▽九州・沖縄地区は来年１月17―18日に熊本市のホテル日光熊本でそれぞれ開催される。いずれの会場も80社の仕入担当者の参加を募集している。

応募は、ホームページhttp://www.japan-food-web.comから受け付ける。仕入業者のプロフィールシートに記入するほか、参加日の全日程の拘束、商談会アンケートの記入などが条件。１社につき１人分の旅費は主催者が負担する。

昨年も同趣旨で商談会を実施しており、大阪会場では出展者数が１０９社、仕入担当者数が85社と盛況だった。参加者の85％が「満足」と回答していた。

ＪＴＢ西日本では「農山漁村で生まれた食品などが幅広く認知され、販売拡大することは地域への誘客につながり、観光業の発展にも大きく寄与するものとなります」とし、参加を呼びかけている。

問い合わせは、ＪＴＢ西日本公務営業部 電話06―６２５２―２５４０。