KNTと日本旅行の共同企画第2弾は「き・ら・り三重」 遷宮控えスポット
11/10/24
近畿日本ツーリスト(KNT)と日本旅行の共同企画商品「き・ら・り三重」の販売促進説明会がこのほど、大阪市内で開かれた。
両社は「地域を元気にするプロジェクト」として3月、KNT「メイト」と日本旅行「赤い風船」のコラボ企画をスタート。今回の「き・ら・り三重」は、前回の石川県に続く第2弾で、2013年に伊勢神宮の式年遷宮というビッグイベントを控える三重県を取り上げ、誘客を促進する。
主催者の「地域を元気にするプロジェクト推進協議会」の天野陽月会長は「国内旅行の復活で日本に元気を取り戻そうと企画したプロジェクト。日本にはまだまだ地域の宝が眠っており、これを見つめ直すことで送客を拡大することが目的です。今後も継続して展開していきたい」と趣旨を説明。
今回の三重県については「式年遷宮の前段として、伝統、自然、海山の幸といった三重の魅力を再発見しようと企画しました。近年は首都圏からの送客も増えており、おひざ元・関西からも伸ばさないといけません」と力を込めた。
商品の対象は、伊勢志摩、北勢、中南勢、伊賀、東紀州の5地域で全県をカバー。昔の習わし通りに参拝する「伊勢神宮古式ゆかしき参拝の旅」や、16人限定でゆとりをもたせた「伊勢神宮と世界遺産熊野古道を巡る」といった添乗員付きツアー、宿泊プランに地元ならではの食を味わう「みえランチ」を付けた1泊3食プランを設定した。関宿のまちめぐり、伊賀の城下町散歩といった日帰りプランも企画した。
三重県への送客目標は、両社全体で前年対比111%の15万人と設定。そのうち「き・ら・り三重」は1万5千人を目標に掲げている。