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ノルディック・ウォークで堺市観光 日本旅行がモニターツアー

12/02/08

日本旅行西日本MICE事業部では、大阪府堺市をノルディック・ウォークで歩くツアーを造成した。同市出身の千利休や与謝野晶子ゆかりの地をめぐる。スポーツによる旅行需要の喚起や地域活性化を目指す観光庁のスポーツツーリズムのモニター事業の一環で、現在ツアーに参加するモニターを募集している。

ツアーは「ノルディック・ウォークでめぐる仁徳陵古墳&商都・堺(千利休と与謝野晶子を偲ぶ道)」。堺市・堺観光コンベンション協会、堺ホテル協会、(社)全日本ノルディック・ウォーク連盟の協力を得て、日帰りと1泊2日の2コースを設定した。千利休と与謝野晶子を偲ぶ道は、日本ウォーキング協会が選定した「歩きたくなる日本の道500選」の一つ。与謝野晶子の生家跡や千利休屋敷跡といった文化財のほか、堺市の伝統産業である包丁、和菓子の老舗などがルート上に点在する。

日帰りコースは2月26日(日)、29日(水)、3月1日(木)の3回。南海電車・堺駅に11時集合し、近くのシティホテルサンプラザで堺市の名物あなごの昼食を食べオリエンテーションを受ける。13時過ぎから、ポールを使ったノルディック・ウォークで歩き、ノルディック・ウォークの指導員、堺観光ボランティアの同行で市内観光を楽しむ。ホテルには17時ごろに戻る。

1泊コースは3月3日(土)-4日(日)。1日目は12時30分に集合し、あなご膳の昼食後、大仙公園でノルディック・ウォークの歩行教室に参加する。教室後は園内の茶室でお茶と茶菓をいただく。宿泊はシティホテルサンプラザ。2日目はノルディック・ウォークで市内を歩く。

参加料金は、日帰りコースが大人2千円、子ども1千円(昼食、ポール貸出し料含む)。1泊コースが大人5千円、子ども3千円(1日目の昼食と2日目の朝食、ポール貸出し料含む)。定員は日帰りが各回30人、1泊が15人となっている。

いずれもツアー最後にモニターとしてアンケートに回答する。各回とも定員は30人。詳細、申し込みはhttp://www.nta.co.jp/sports/

日本旅行西日本MICE事業部の関昌博部長は「健康志向の高い中高年や女性と、歴史・文化に関心の高い中高年層の両方にアピールし、堺市の観光誘客と新しいスポーツであるノルディック・ウォークの普及にそれぞれ一役買うことができれば」。アンケート結果なども踏まえて、今後の集客効果、経済効果を生み出せるような商品化の道を探っていくとしている。

「国内スポーツ観光顧客満足度調査業務」の一環で観光庁が呼びかけたスポーツツーリズムのモニター事業は、昨年12月に募集が始まり112件の応募があった。北海道でカーリングを体験したり、岩手三陸海岸でスポーツフィッシングに挑戦するものなど51件が選ばれている。観光庁では、今回のモニターツアーでスポーツツーリズムの顧客満足度や消費額等の経済効果を調査し、効果検証を行う考えだ。

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