「き・ら・り北海道」を販売　ＫＮＴ・日本旅行コラボ第３弾

近畿日本ツーリスト（ＫＮＴ）と日本旅行はこのほど、コラボレーション企画「地域を元気にするプロジェクト」の第３弾となる地域に北海道を設定。「き・ら・り北海道」として旅行商品を企画、販売を始めた。

同プロジェクトは昨年３月にスタート。旅行会社としての両社のノウハウを生かし、地域の魅力を掘り起こし、活性化に寄与しようというもので、これまで石川県、三重県を取り上げた。

今回は北海道全体への送客を見据え、道南から道東、道北へ地域の魅力を広く紹介。ＪＲ北海道と協力して鉄道による滞在型の北海道旅行を提案する。

現地添乗員同行商品として、東北新幹線Ｅ５系や寝台特急「北斗星」に乗る旅を用意。滞在型個人旅行商品は、函館・湯の川、道南、札幌・小樽、道央、道東、道北の６エリアで２泊３日から７泊８日の日程で自然や歴史、食を楽しむコースを設定した。

また、「本物志向」をコンセプトに、知床でのヒグマウオッチングや函館ハリストス教会の特別拝観といった体験メニューや、地元調理師によるイカ料理教室、地元画家が指導する函館でのスケッチ散歩など北海道ならではのメニューも組み込んだ。

設定期間は４―９月。送客は両社合計で、対前年１１４％となる21万５千人を見込む。