11年度の旅行取扱、10年度比0.5%減まで戻す
12/05/31
観光庁はこのほど、2011年度(2011年4月―12年3月)の主要旅行業者取扱年度総計(速報値)を発表した。年度初めは東日本大震災の影響で低調だったが、第2四半期(7―9月)から回復基調に転じ、総取扱額では前年度比99.5%の6兆490億3600万円だった。
国内旅行は第3四半期から増加
国内旅行は同98.6%の3兆7670億7100万円。四半期別では震災直後の第1四半期(4―6月)が82.4%だったものの、第2四半期で98.7%まで盛り返した。第3四半期(10―12月)は101.5%、第4四半期(1―3月)は113.6%と前年度を上回った。募集型企画旅行の取扱状況では、取扱額が96.2%の8522億8800万円、取扱人数が94.7%の3446万7千人だった。
海外旅行は同102.0%増の2兆2345億9千万円。第1四半期のみ88.1%と落ち込んだものの、第2四半期には101.6%と復調、以後は105.7%、112.9%と円高を背景に逆伸した。
外国人旅行は同74.7%の473億7500万円だった。
主要64社のうち29社が総取扱額で前年を上回った。