CPで1万人送客、実績を県に示す 静岡県旅行業協会
静岡県旅行業協会(渡井浩昭会長、169会員)と全国旅行業協会静岡県支部(勝又洋支部長)、静旅協・協定会員連盟(風間秀一会長=ホテル石風、180会員)は6月7日、静岡県浜松市の舘山寺温泉のホテル九重で2012年度通常総会を開き、いずれの議案も原案通り承認可決した。
渡井会長は「昨年度は静岡県大型キャンペーン推進事業の一環で『ふじのくにしずおか泊まろう大作戦』が行われた。予定宿泊人数は5千人だったが、大幅に上回る1万人強の送客実績を残すことにより、官民に我が協会の存在感を示すことができた」とあいさつ。
また、会員の販売奨励金の一部を第2回目の義捐金として日本赤十字社を通して被災者に届けたことを報告したあと「我々中小旅行会社が生き残る道は『団結』であることを再認識したい」と呼びかけた。
勝又支部長は「全国旅行業協会もいよいよ一般社団法人として平成25年4月に新団体としてスタートする。皆さんのご理解のもと、今期中に臨時総会を開き、すみやかに移行できるようにしたい」と理解を求めた。
風間会長は昨年、静旅協の宿泊プラン「湯~旅プラン」の中で山梨県石和温泉への地域キャンペーンに初めて取り組んだところ、3千人を超える送客があったことを紹介した。
また、通常の「湯~旅プラン」も8500人の送客実績だったことから「今年は群馬県名湯めぐりとして草津・伊香保で地域キャンペーンを行う。静旅協の会員旅行会社のみなさんは、いいお客さんを持っておられる。地道に10人、25人とじわじわと送客実績をつくっていきたい」といった新たな取り組みにもチャレンジを続けることを強調した。
今年度静旅協と協力会の事業は会報の作成や静旅協ニュース「かがやき」の発行、湯旅プラン・地域キャンペーンの実施、福祉互助会の実施などの事業に取り組むこととしている。